ムサビ2010前Ⅰ 9.(2)

bigup1.gif ムサビ2010前Ⅰ 9.(2)

選択肢(2)を見ます。

ここの「so that」は目的をあらわします。
「~するために、~するように」です。

「so that」の前後に主語と動詞のペアが1つずつあります。
「S1 V1 so that S2 V2」と書くとすると、うしろの主語と動詞から訳して、
「S2がV2するように、S1がV1する」というふうになります。

選択肢(2)では、
「so that」の前の主語と動詞は、
「Aunt Marion lent(マリオンおばさんは貸した)」です。
「so that」のうしろの主語と動詞は、
「he could go(彼は行くことができた)」です。

つまり、選択肢(2)のキホンは、
「彼が行くことができるように、マリオンおばさんは貸した」です。

細かいところを見ていきましょう。
マリオンおばさんは「だれに」「なにを」貸したんでしょう?

「だれに」貸したか、と言えば、「lent」の直後です。
「the writer(著者)」に貸しました。
「lent」は「lend(貸す)」の過去形です。

「なにを」の部分はそのあとです。
「some money from her own savings」です。

「savings」は「預金」です。「預金」とは銀行に預けた貯金です。

動詞の「save」は、相手が人なら「救う」ですが、
お金なら「たくわえる、ためる」という意味です。

つまり、選択肢(2)は、
「彼がアフリカに行くことができるように、
マリオンおばさんは、預金からいくらかのお金を著者に貸した」
となります。

これが本文の内容に一致するかどうか。
答えの根拠になるのは、第4段落の7行目「she~」というところです。

選択肢(2)と似ています。
「so that」以下の後半は、
「to work as a volunteer(ボランティアとして働くために)」というのがありますが、
アフリカに行くことには変わりません。
後半は、選択肢(2)と一致しています。

問題は前半です。
「she offered to get a loan(彼女は借金をすることを申し出た)」

loan 借金
offer 申し出る

「申し出る(offer)」というのは、「『あげるよ』と言う」ということです。
実際に与えたかどうか、相手が受け取ったかどうかはわかりません。
不定詞がつづけば「『~してあげるよ』と言う」です。

つまり、ここでは、
「借金をしてあげるよと言った」ということです。
マリオンおばさんが、だれかからお金を借りてあげよう、と言いました。

これは、選択肢(2)の「預金から貸した」というのとは違います。
「預金」とは、銀行に預けているマリオンおばさん自身のお金です。
マリオンおばさんがだれかから借りるわけじゃありません。

また、本文では、「申し出た(offered)」としか書いていないので、
実際にお金のやりとりがあったかどうかはわかりません。

だから、選択肢(2)は本文と一致しません。

bigup1.gif 美大英語.com